日本のモバイル決済普及率は最低!QRコードがカギとなるか

日本のモバイル決済普及率は最低!QRコードがカギとなるか

2017-09-08

昨日驚きの数字を見つけてしまいました。

フランスの調査会社イプソスによると、中国のモバイル決済普及率が77%と世界で最も高く、インドが76%で続き、韓国は64%だった。米国とドイツは48%、日本に至っては調査対象中最低の27%だった。

出典:http://www.recordchina.co.jp/b189727-s0-c20.html

なんと中国のモバイル決済普及率は日本の約3倍。日本はモバイル決済後進国であることが浮き彫りになりました。

中国で爆発的に普及している“QRコード”決済

中国では街中のいたるところにQRコードが張られ、人々はQRコードを読み込むことで、スーパーでは商品の情報をチェックすることができます。さらに自動販売機でもQRコードで飲み物を買うことができます。

 





実はQRコード自体は日本で先に使用されてきました。ガラケー時代には紙面上に書かれているQRコードから、Webサイトにアクセスするようなことが行われていました。しかし、Suicaなどの非接触型icカード、いわゆるFeliCaが普及するにしたがって、QRコードは廃れていったのです。

QRコードがなぜ使われるのか

ではなぜ技術的にはFeliCaよりも後進的なQRコードが、中国では決済手段として使用されているのでしょうか?答えは以下の3項目が挙げられます。

  • 店舗側の導入コストの安さ
  • クレジットカードより利便性が高い
  • 手数料がかからない

FeliCaのような非接触型カードを決済として導入する場合、店舗側は、決済端末を購入する必要があります。

KAZAPIは日本国内で多く導入されている決済端末で、クレジットカード、suica、waonなど様々なFeliCaカードに対応しています。

同端末を販売するPKB SOLUTION のサイトには端末の月額使用料が2000円、決済手数料が3.8%とあります。

これでも他社比べると安いようです。

ただし、結局FeliCaカードを導入するには店側は毎月の使用料と、決済するための手数料を負担しなければならないのです。

一方のQRコード決済は非常に低コストです。

QRコード決済には下図のように店舗側のQRコードを客が読み込むタイプと

下図のように客側が設定した金額でQRコードを表示し、店舗側が読み込むという2種類があります。

どちらの場合も店舗側はタブレット1つで導入することができるので非常に低コストなのです。

クレジットカードでは暗証番号やサインの記入が面倒なのですが、QRコード決済では一切必要なく、利便性に優れているとも言えます。

アリババが日本にQRコード決済を普及させる?

アリババは中国のネット通販最大手企業であり、Alipay(アリペイ)というシステムでQRコード決済の普及をけん引してきました。そんなアリババは日本にAlipayと同様のサービスを展開すると日本経済新聞は報じました。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ15HOD_V10C17A8MM8000/

狙いは、日本に来る中国人観光客の消費拡大と利便性の向上といえます。

アリババという‘’黒船’’の来航によって日本のモバイル決済普及率は向上していくのでしょうか?



日本のQRコード決済の現状

日本国内でQRコードを利用した決済は「LINE Pay」「楽天ペイ」「Origami Pay」が代表的なサービスです。

LINE Payは2017年1月に、楽天ペイは8月に全国のローソンでQRコード決済が使用できると発表し、導入企業は着々と増加しています。

Origami Payはベンチャー企業Origamiが提供する決済サービスです。iPadなどタブレットと専用アプリのみで利用できるハードルの低さが特徴。対応店舗は全国で1,500を超え、ケンタッキーフライドチキンや、LOFTなど様々な業種での対応実績があります。

まとめ

日本では、SuicaなどのFeliCaカードがモバイル決済の主流として君臨していますが、普及率は27%と依然として普及が進んでいないのが現状です。

モバイル決済は、キャッシュレスであることメリットですが、Suicaなどは、結局現金をあらかじめチャージしていなければならず、完全にはキャッシュレスではありません。

中国で普及しているQRコード決済には現金のやり取りが完全にありません。利便性が高く、店舗側の導入コストが安いのが魅力です。今後日本でもQRコード決済が普及して、人々がレジで現金を出すことが珍しくなる日が来るかもしれません。