内外為替一元化コンソーシアムとは?参加銀行は61行!国際送金システムが変わる?

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内外為替一元化コンソーシアムとは?

SBIホールディングス株式会社と、その子会社で次世代決済基盤をアジア地域で展開するSBI Ripple Asia株式会社主導による、次世代送金インフラ整備のためのプロジェクトです。

ブロックチェーン・分散台帳技術などの新技術を活用し、内国為替と外国為替を一元化し、24時間リアルタイムでの送金インフラの構築を目指すとしています。

出典:http://www.sbigroup.co.jp/news/2017/0427_10658.html

これによって低コストで迅速な送金インフラの構築を目指しています!

まず、現行の送金システムについて見てみます。

国内外の送金の仕組み

内国為替と外国為替では送金の仕組みは異なります。

内国為替の場合

銀行は直接受取先の銀行に送金するのでなく、中央銀行である日本銀行を介して送金を行います。

日銀は国内の様々な銀行の口座を保有しています。そのため日銀が中継銀行となって送金のやり取りを行うことができるのです。このシステムは、全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)という名前で呼ばれています。



外国為替では?

外国為替の場合、中央銀行が中継銀行の役割を果たすことができません。そのため送金には、“コルレス銀行”というものを利用します。

コルレス銀行とは(Correspondent Bank)の略で国際送金の際、中継銀行の役割を果たす銀行のことを指します。ただし、すべての銀行がコルレス銀行となるのではなく、国際決済を行う一部の銀行が他の銀行と個別に契約を結び、口座を開設することでコルレス銀行としての役割を果たすのです。

外国為替は内国為替としくみは似ていますが、中央銀行がなく、コルレス銀行を利用する点が大きな違いです。

ポイントは外国為替の場合、手数料が高いことです

銀行送金のプロセスには、送金資金の計算や手数料発生のタイミングを理解する鍵となる3つの手数料(送金手数料、為替手数料、受取手数料)が出てくるので、海外送金のしくみを理解する上での基本といえます。

上図をもう一度見てみましょう。送金人は、送金する銀行にまず送金手数料を支払います。

またコルレス銀行はその日の外国為替のレートから手数料分を上乗せしたレートで送金を行うため、為替手数料が発生します。

(例えば、日本から10万円をアメリカの銀行に送る際、1ドル=100円であれば、コルレス銀行は為替手数料として、1ドル=101円で送金手続きを行います。そのため本来1000ドル送られるはずが、為替手数料によって約990ドルになるのです。)

さらに受取人は、受取銀行に対して受取手数料を支払う必要があります。

結局外国為替では3段階の手数料によって、送金の際に多大なコストが生じているのです。その額は送金額の約7%を占めているとも言われています。

内外為替一元化コンソーシアムが目指すもの

内外為替一元化コンソーシアムは内国・外国為替の技術的統合を目指しています。

これによって、低コストで迅速な送金インフラの構築を目指しているのです。そのために考え出されている仕組みがRCクラウドです。

RCクラウドとは?

Ripple solutionとは:異なる複数の台帳やペイメントネットワークの相互運用を可能とするオープンで中立的なプロトコルであるインターレッジャー・プロトコル(ILP)を基盤とする、金融機関向け決済ソフトウェアスイートのことで、次世代型決済フローにおける3つの要素(メッセージング、決済、FX管理)を統合したソリューションです。

Ripple社が開発するの分散型ネットワーク技術を利用しており、これによって国内の銀行間と海外の銀行が結ばれ、国際送金の低コスト化が期待されています。

Rippleについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

【初心者向け】リップルって一体何なの?XRPの正体とは?



参加銀行が続々増加!

このコンソーシアムに参加する銀行は日本国内でも2017年7月現在で61行に及び、株式会社三井住友銀行、株式会社ゆうちょ銀行等が参加しています。海外でも本プロジェクトに参加する銀行が増加し、国内外で注目がされています。

また、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)はRippleが次世代国際送金の土台になることができると言及したことも本プロジェクトとRipple社にとって追い風となっています。

まとめ

内外為替一元化コンソーシアムは国際送金システムを変革する大きな可能性を持っています。これによって国際貿易がよりスムーズになり、企業のさらなる成長が期待されます。

また、Ripple社の技術がRCクラウドに利用されることによって、Ripple社の仮想通貨XRPが盛り上がりを見せています!今後ともこの話題に目が離せません。

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